バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2018年11月4日日曜日

テニュア取得&准教授昇進

長らく更新しておりませんが,
それは5月から2週間に1回のペースで出張が入り,
残りの期間も常時学生指導やら来客やらで一杯いっぱいだったからです.

さて,標題の通り,無事にテニュアを取得し,10月1日で准教授に昇進しました.
わざわざ自分で言うのもどうかと思ったのですが,
いつまでもブログタイトルが「テニュアトラック助教」というのも誤解を招くので,
この場を借りて訂正させて下さい.
Japan Prizeの担当者様へ そのタイトルですが,変更可能でしょうか・・・?

さて,最近あまりにも忙しいので,
このブログもそろそろ閉幕…というか,不定期更新とさせて下さい.

過去記事も充実していますので,
今後は専ら論文の紹介や,イベントの告知が中心になると思います.

もともと,半分は世間への化学啓発が目的でしたが,

もう半分は,
研究室立ち上げ~テニュア取得までの流れが,
同じ境遇の研究者の参考になればと思って始めていました.

実際,いろいろな方から,参考になりました~,とか,
こんなテクニックがありますよ~とか,
情報交換の場としてはそれなりに役に立っていたと思います.

今回のテニュア取得をきっかけに,
このブログの役目は半分終わりました.

また,私自身,とても忙しくなりました.
研究室には1期生が博士課程の学生として残っていますが,
彼と時々,1年目は暇だったなぁ,なんて昔を懐かしむほどです.
実際,私も当時は毎日実験していましたが,
いまではピンチヒッター的な形でしか実験に関われていません.

忙しくなった理由は様々です.
担当講義が増えたこと,論文にするべき成果が積もり始めたこと.
指導学生が11名になり,学生に向き合う時間が総じて増えたこと.
この1年~半年では,招待講演を頂く機会も一気に増えました.

これからは,研究者としてより本業に時間をかけたいと思います.

最後に,このブログの目的の半分,世間への化学啓発については,
引き続き何らかの形で関われたらと思います.
高校へは要請があれば可能な限り出講を検討しますし,
以前の日本科学館での研究者トークのように,
科学館への関わりは継続して続けて行けたらと思います.

ブログ自体も完全に閉鎖するわけではありませんので,
今後ともどうぞよろしくお願いいたします.

2018年9月13日木曜日

α-機能化アクリル酸エステルに関する最新の総説が出ました

タイトルのまんまですが,

「機能材料 9月号」に,α-機能化アクリル酸エステルに関する最新の総説が掲載されました.
以前の総説に最新の成果を加えてアップデートしたほか,今回は学術的な思想についても簡単に述べています.

5月から総説を3つも上梓したのですが,その1つがこれです.

もう1つは以前にも紹介しましたが,
カルボン酸ジクロリドの合成と重合に関する総説です.

こちらは「マテリアルステージ 6月号」に掲載されました.

残りの1つも,間もなく公開されると思いますので,
どうぞよろしくお願いします.

2018年9月5日水曜日

イノベーションジャパン2018

8月30日,31日に東京・有明で開催された,
イノベーションジャパン2018に参加してきました.

このイベントはJST主催で,「大学見本市」と銘打たれている通り,
大学で開発された先端技術を市場に展開すべく,
産学連携の機会を探るプロモーションイベントです.


会場は東京ビッグサイト.
繰り返しますが,人生初のビックサイトです.


ここに来ると,コイツを片手に準備するのがお約束のようです.
さすがコミケの聖地!!


何もない空間から,ほんの数時間でそれらしいブースができあがりました!
お手伝い頂いた事務方の皆さまに感謝です.


今回は初参加だったのですが,
このイベント,出展するだけでもかなりの競争倍率とのこと.
事務方からの推薦で出展に応募することになりましたが,
採択されたということは,かなりの幸運に恵まれたことになります.

写真を見ておわかりのように,ポスターが地下鉄の壁面広告のごとく輝いています.
もともとポスターの大半をキャッチコピーに使うという大胆なデザインだったのですが,
このLEDパネルとうまくマッチして,非常に目立つ格好となりました.

過去のこの経験が,大変役に立ちました.
学生時代から,この科学館で私を育てて下さった皆さまに感謝です.


イベントは始まってみると大盛況.
200枚持ち込んだ名刺が増刷を意識するまで捌けてしまい,
総説や試薬カタログと言ったマニアックな資料は開始早々に売り切れてしまいました.

私の展示会場には客寄せロボットもなく,
大学公式のアメニティやVR体験などのPRポイントもありません.

すべて「ガチ商談」ですので,
あまりの盛況ぶりに事務方の皆さまも驚かれていました.

私の率直な感想は,

「みんな,やっぱり化学が好きなんだよ!」

基礎と応用の狭間にある高分子化学は,学術的にも実用的にも面白いんです.

このイベントで出会えた皆さまと,いつか一緒にお仕事ができることを願っています.
ご来場,ありがとうございました!

2018年9月4日火曜日

東海高分子学生研究奨励賞を受賞!

8月24日,25日は第167回東海高分子研究会講演会に参加して参りました.

この会において実施した研究発表で,当研究室所属の風間茜さん (M1) が東海高分子 学生研究奨励賞を受賞しました!

詳しくはこちらもご覧下さい.

お知らせ

風間 茜さん (M1) が東海高分子研究会で学生研究奨励賞を受賞

http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles//news/2018/08/120366.html

これで,昨年に続く受賞となりました.

私も審査員をしていましたが,名古屋大学の学生さんの発表の素晴らしさに衝撃を受けていたので,こうして賞に滑り込むことができただけでも光栄です.
これを励みに,さらに教育に取り組んでいきたいと思います.

2018年8月7日火曜日

広告デザイナー?

イノベーションジャパン2018に向けて,
展示パネルや配布プリントを作成しています.

言うまでもなく私の本職は研究者・教育者なので,
見本市での展示物作成は専門外です.

とはいえ,ここは昔取った杵柄で,
科学館の企画に長らく関わらせて頂いた,学生時代の経験が活きるというもの.
Adobe Illustratorの基本は抑えているので,
ここはイラレで頑張って作ってみました.

が,やっぱり広告は学会ポスターと違います.
アイキャッチが重要なことはわかっていますが,どう作ればよいのやら…

デザイン指南書を読んでみたり,
Googleで「広告・企業・ポスター」で検索してみたり,
急造キャッチャーならぬ急造広告デザイナーを目指して四苦八苦.

なんとか,資料の作成を終了しました.大変だった~(汗
頑張って作ったので,当日はどうぞ宜しくお願いします…

って,営業も専門外なんですが…

学生を連れて国際会議に初参戦(オーストラリア,ケアンズ)

6月末から7月上旬まで,
オーストラリア,ケアンズで開催されたIUPAC Macro2018に参加していました.

この学会は国際純正応用化学連盟 (IUPAC)が企画する高分子化学の総会で,
高分子の合成,物性,加工,機能などを扱う多くの研究者が成果発表,意見交換をするイベントです.

今回は日本からの参加者も多く,
私が普段参加している国際会議とは雰囲気が全然違います.
さすが,総会.

それでは,さっそく学会を振り返って見ましょう!


オーストラリアと言っているのに,マーライオンとはどういうことか!?

実は,今回は航空チケットの関係でシンガポール経由だったのですが,
シンガポールのチャンギ空港では,トランジット(乗り換え)待ちの乗客向けに無料の市内観光ツアーを開催しているんです.

これには大変大助かりで,
当初は「8時間もヒマだよ~(泣)」という状況だったのですが,
お陰様で時間の有効活用ができました.

さらに,シャワーまで無料で使えるラウンジ券も付いてくるんです.
この空港,世界一の評判ですが,格安航空券でこのサービスなら,そりゃそうだ…



オーストラリアの国民食と言えば,ミートパイ
私はスカイ・クロラを読んで以降気になっていた料理で,
以前のオーストラリア出張の際に,ミートパイのファンになってしまいました.

今回はホテルは学生と同室,食事なしの素泊まりプラン,という超格安旅行でしたので,このお店のミートパイにはお世話になりました.


学会が始まって,歓迎パーティーでの一コマです.
地元名物,クロコダイルに触れるおもてなし.
別会場では蛇を首に巻き付けるアトラクションもあった模様で,チャンスを逃しました!
私,は虫類は結構好きなんですよね.


同伴したD1の萩原くん.
初の国際会議に私が送ったアドバイスは,「酒を飲んでから行け!」
日本だと怒られてしまいそうですが,国際会議のポスター発表は,ビールやワインを片手に気軽に意見交換するのが基本.
むしろ,スーツを着込んで堅苦しくすると,近寄りがたく,人が来なくなってしまうんです.

もちろん,酔っ払うのはダメです.緊張をほぐす程度に,適量が重要です.

実際に始まってみると,立て続けに海外の研究者が来訪し,
私が声を掛けるヒマは一切ありませんでした.
英語で発表するよい経験になったことでしょう.

なお,やはりアドバイスは功を奏したらしく,後で本人も納得していた模様.



国際会議では,著名な研究者が多く参加していることも魅力.
講演を聴くだけで,論文を読んだのに等しい価値があります.
萩原くんも,スター研究者の発表を生で聞く経験は大きな財産となったようです.


私自身も,初日に口頭講演として成果発表をしました.
驚いたことに,非常に多くの方が関心を持ってくれ,
このあとのポスターセッションや晩餐会,さらにはその2次会で質問攻めに.

特に,前から私や萩原君が注目していたこの分野のパイオニアから,
強い興味を持って頂いたことに感激しました.

本来,こちらから挨拶するタイミングを狙わなければならない立場の大先生が,
広い会場からわざわざ私を探して,声を掛けて下さったんです.しかも2回も!
それで,来日の際に改めて会談をすることが決定しました.
なんという幸運!運が開けるとは,こういう出来事を言うのでしょうか.


そんなわけで,その日まで研究を頑張る意欲が沸いてきたのでした.
やはり国際学会はいい!

最後に,経済的なご支援を賜りました皆さまに心から感謝致します.
学生ともども,お陰様で大収穫を得ることができました.


2018年8月4日土曜日

イノベーションジャパン2018に出展します

8月30日,31日に東京ビックサイトで開催される,
イノベーションジャパン2018に出展致します.

このイベントは「大学見本市&ビジネスマッチング」と銘打たれているだけあって,
大学で開発された新技術・新製品を広く市場にアピールすることが狙いのようです.
いわゆる産学連携の活性化を図る行事ですね.

私自身,このようなイベントは初参加ですので,大変楽しみにしております.

基本,採算度外視の基礎研究なのですが,
ありがたいことに産業界からの注目も頂いており,
ほぼ毎月何らかのお問い合わせを頂いている状態です.

そのような状況を本学の担当者にも認知して頂き,
大学の代表として出展する機会を頂きました.

当日は学生1名を連れて参加しますので,どうぞよろしくお願いします.

ちなみに,これが人生初のビックサイトです.
出身大学のせいか,あるいは多趣味なせいか,
しばしば勘違いされて,かのイベントの常連との誤解を受けますが,
これがビックサイト・デビュゥですのでお手柔らかにお願いします.