バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2015年4月30日木曜日

高坂研究室,始動!

実は私の研究室は,この4月に立ち上がったばかり です.

研究者としては今年でまだ5年目なのですが,今年度から現職に異動し,新しく自分の研究グループを独立して持つことになりました.

「独立」というと 響きこそよい ものですが,実際は 実験道具すらない, 文字通りゼロからのスタートです.

この日は,器具を洗浄するために使う恒温乾燥機を新しく購入しました.



ここしばらくは研究者と言うより,機械の買い付けや予算の管理など,経営者のような仕事ばかりです.
速く,本職の研究が出来ると良いのですが.

2015年4月29日水曜日

研究テーマのご紹介

初めまして,信州大学繊維学部の高坂泰弘です.

私は高分子合成
平たく言えばプラスチックやゴムを石油製品から合成する専門家です.

これまでも,化学の力を駆使して,自然界には存在し得ない不思議な材料を合成してきました.

ところが,私たち高分子化学者の存在を根底から覆す暗雲が立ちこめてきています.
つまり,

「石油が採れなくなったらどうしよう!」

そんなわけで,今回は化石燃料ではなく,

植物から新しいプラスチックやゴムを合成する 

研究を提案しました.実はこの分野はアメリカではかなり研究が進んでいて,一部は既に実用化されています.皆さんも,トウモロコシ由来のプラスチック製品を見たことがあるかもしれません.

ただ,これまでの植物原料プラスチックは,「植物由来であること」以上の高機能は,ほとんどありませんでした.

今回,支援して頂く研究は,「植物から高性能材料を合成する」ことを目的にしています.
まずは手始めに,植物から自然界で浄化可能なリサイクル性ゴムを開発します.

成功するか否かは分かりませんが,誰もが驚く不思議な物質を合成して,世の中に貢献したいと考えています.

研究の日常は随時報告しますので,皆さんどうぞ宜しくお願いします.