バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2015年7月18日土曜日

国際会議その2 遠足編

フランス,ボルドーで開催されたイオン重合国際会議のレポートです.
 前回は研究発表(行事全体の9割) について紹介したので,今度は残り1割の,Social Program (交流行事)についてレポートします.

その前に,ランチの話題から.
ランチで振る舞われたチーズの盛り合わせ
日本では昼間の飲酒は怠け者と見なされますが,ヨーロッパでは,お酒は食事を楽しむ道具という文化があります.いわゆる,食前酒,食中酒,といった具合の話です.
今回も、ワイン片手に化学談義,という日本では考えられない光景が昼間から見られました.

会期中のランチはビュッフェスタイルで提供されます. どれも美しいのが,フランス流の美食学.それに比べて汚い写真で恐縮ですが,チーズの種類が豊富なのもフランスの魅力ですね.

ブドウ畑とサンテミリオンの街並み

国際会議のもう一つの特徴は,excursion,すなわち「遠足」です.
これは,会期中の息抜きに用意された半日のイベントで,ホスト国が観光ツアーを企画し,通常はスポンサー収入などにより運営される,無料のサービスです.

今回は,大西洋沿岸のリゾート,アルカションと,ワインの名産地,サンテミリオンの二者択一で用意されており,私はサンテミリオンのワイナリー(ボルドーではシャトーという)巡りに参加しました.

ワインの熟成は伝統的なオーク樽で
テイスティング.まず色と香りを楽しむ.

ワインは素人なのですが.丁寧にわかりやすく解説して頂きました.
当然ですが,全部英語ですよ!英語ができると,仕事以外でも得することが多いわけです.

カヌレはボルドーの銘菓
ところで,サンテミリオンにはマカロンの老舗があるなど,フランス菓子でも有名です.
特に,カヌレはボルドー発祥の銘菓で,薫り高くて美味しかったです.
タルタルステーキとフレンチフライ
この日のディナーは,フランスが舞台のアニメ映画を見て以来の憧れだった,カフェのテラス席で.
夜11時くらいまで明るく,暖かいからこそできる文化ですよね.

さすがにフランス語は基本挨拶以外はよくわからないので,ビーフのタルタルステーキ(さすがに,それくらいは読める)なるものを注文.すると,生ハンバーグが登場してビックリ!ステーキって,これステーキなの!?

後で(英語が堪能な)フランス人に聞いてみると,タルタルとはタタール人,つまり韃靼人のこと.
タルタルソースのタルタルで,タタール海峡(間宮海峡)のタタール,韃靼そば・韃靼人の踊りの韃靼と同義で,北アジア~ロシア~東ヨーロッパで活動した遊牧民族のこと.

タルタルステーキとは彼らの肉の食べ方で,実はユッケと兄弟関係にある同源の料理だそう.
フランスでは人気の逸品で,生卵とともに供されることもあるとか.確かに,これに生卵をかけたらユッケだ.
ハンバーグステーキは,それを焼いたハンブルグ式ステーキで,やはり兄弟料理だとか.

生肉は慣れていないので,こんなに大量に出されて面喰らいましたが,これが実にうまい!
フレンチフライが必ず付くのは,ご愛敬.

こうして気に入ったので,翌日も懲りずに…

イタリアンタルタル
別のカフェでイタリアンタルタルを頼んだものの,やはり創作料理なのでしょうか.
チーズ以外は,ソースを自分でかけないと残念な感じでした.まぁ,そもそもタルタルは,ソースを自分で好みにかけて食べる料理なんですけどね.

日本では法律で禁じられて食べられない料理だけに,貴重な体験でした!
(そもそも日本の気候で生肉は危険すぎますからね).

2 件のコメント:

  1. んぐ~っ!!うらやましい限りです。サンテミリオンにしたのは、正解ですよ。
    ワイン好きの端くれとして、そう思います。

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  2. 中原さん

    もっとゆっくり見たいところですが,公務の合間にこうして機会を設けてくれただけでも主催者側に感謝です.
    よいワインにも巡り会えましたし,討論会場にはグラーヴから生産者が来てワインの解説もしたりと,至れり尽くせりでした.

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