バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2015年7月18日土曜日

国際会議その1:科学編

遅くなりましたが,国際会議に参加してきました.
実は今週は数時間しかねる暇がないほど忙しく,やっと更新できる次第です .

今回参加した国際会議は,International Conference on Ionic Polymerization 15' (IP15') ,日本語にすると「イオン重合国際会議」です.

この会議はもともと,高分子をイオンを使った化学反応で合成する研究者の国際会議でした.
さらに昔には,プラスイオンとマイナスイオンで別々の会合だったそうですが,考え方が似ていることもあり,20年ほど前から一緒に開催するようになりました.
現在では,会議名にこそイオン反応の名残がありますが,化学の進歩に伴い様々な高分子合成法が開発された結果,広く門戸を開いて様々な分野の研究者が参集する大規模な会議になりました.

私は,2年前に日本で同会議が開催されたときの,現地スタッフでした.
その縁もあり,今回,フランスで最新の研究成果を講演する機会を賜り,1週間ほどボルドーへ出張してきました.


美しいボルドーの街並み


ボルドーはワインで有名ですが,美しい街です.
国際会議は,この街の中心にあるボルドー大学で開催されました.会議と言っても,何か1つの議題について採決するわけではなく,各々の研究者が最新の成果を発表し,それについて討論する場を,『会議』と言います.

シャワーを浴びて,いざ会議場へ
日本からボルドーまでは,乗り継ぎ時間を入れておよそ15時間.
私は深夜に羽田を飛び立ったので,正味48時間以上は活動していることになります.
加えて,フランスは異常気象で40度近い猛暑の日々.さすがに堪えましたが,シャワーを浴びてワイシャツに着替え,いざ国際会議場へ.

研究成果を発表.早速問い合わせが.


会議は写真撮影不可なので,公式写真が登場するまでは,雰囲気を伝えることができません.
ヨーロッパの会議は,ワイン片手に討論したりと,日本の学会にはない独特の空気があるのですが.

上の写真は,関係者からご厚意で譲って頂いたものです.
当然英語で講演しています.新人の頃は苦労しましたが,もう慣れたものです.

講演内容は,高分子合成反応を精密に設計すると,
必要な薬品を単純に混ぜるだけでも,狙った高分子が原子レベルで制御されて自動的に合成できる,といった内容です.難しいのと,未発表の部分があるので,詳細はまたの機会に.

さて,国際会議ですが,色々と息抜きの付随イベントがあります.
次回は,その当たりを紹介したいと思います.






2 件のコメント:

  1. ボルドーが連日40度以上の暑さとなると、ワイン造りも大変でしょうね。
    そんな暑さの中、出張お疲れ様でした。

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  2. 中原さん

    熟成は温度管理下で行うので,ある程度は大丈夫そうでしたよ.初めの仕込みが気候の変動を受けやすいそうですが,こちらはまだ季節が来ていないようでした.

    暑かったですが,蒸していないので,日本より快適でした.

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