バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2016年5月31日火曜日

ハンガリー出張 その2:早く着いたので観光へ

ハンガリー出張,2日目です.

学会はこの日の夜からだったので,夕方まで自由時間でした.
ちょうど日曜日でもあったので,両替など旅の準備がてら,少しばかり観光に行ってきました.

こちらはマーチャーシュ教会.かつてハンガリー王の戴冠式も行ったことがあるという,歴史ある教会です.


ゴシック様式の教会って,内壁は石がむき出しのところが多い印象でしたが,こちらは内壁の装飾も素晴らしく,荘厳さを増す一因になっています.


ステンドグラスは何度見ても綺麗です.


そして,200段近くある階段を上り,鐘の塔へ.そこからの眺めをどうぞ.


こちらはブダペストのブダ側で,カルスト地形の丘と赤い屋根がよいコントラストで,彩り鮮やかな街並みを形成しています.



上からの眺め.ひぇぇ.




上の写真はペスト側.ドナウ川の畔に国会議事堂(写真右端)も見えます.


観光らしい観光は以上で,あとは旅の準備が大半でした.
こうして 夕方には,学会会場へ.

案内板が全然なく,不安に思ったそのとき,地面を見ると…


LPP16は学会名です.これ,タダの落書きに見えていました.
日本だと駅の改札に「○○家→」みたいに人が立っているものなので,その発想はなかった!!

というわけで,今日から学会です!


2016年5月29日日曜日

ハンガリー出張 その1:メモリアルイヤー

空路はるばる,ハンガリーにやってきました.

今から60年前,私の研究分野,高分子化学で革命的な発見がありました.

高分子は無数の原子が連結した巨大分子ですが,従来法では連結する原子の個数や分岐の有無,末端構造などを自在に制御することは難しく,現在流通しているプラスチックも大半がこの方法で合成されています.

1956年にポーランド出身のSzwarc博士は,上記を精密に制御する画期的な合成法を発見しました.現在,この技術はエコタイヤの素材開発をはじめ,様々な製品に応用されています.
また,化学構造を精密に制御できるようになり,分子構造と材料の物性・機能がどういう関係にあるか,といった基礎的な研究が進み,高分子化学の発展に大いに寄与しました.

ノーベル賞を受賞されていないのが未だに大きな謎ですが,冷戦の影響もあるのではないか,とも言われています.

さて,今年はその重大な発見から60周年と言うことで,ここ,ブダペストで記念の国際会議が開催されます.今回私は招待講演にお呼び頂き,ここで最新の研究成果を報告予定です.

これからしばらく,国際会議やハンガリーの様子をレポートできればと思います.
初日は夜の到着でしたので,ホテルから見たドナウ川の畔と,道中撮影したドナウ川の風景を載せて終わりにしたいと思います.





2016年5月25日水曜日

学会デビュー

今日は高分子学会で神戸三宮に来ています.

この学会,記念すべき高坂研究室第1期生のデビュー戦です!
正確には昨年,オープン戦?紅白戦?みたいな会合がありましたが,いわゆる学会は今回が初めて.

で,発表には想像以上に来訪者があったらしく,ポスター貼付から終了時刻まで休みなく説明していたそうです.興味を持って頂けたようで,よかったよかった...

そしてなんと,隣のポスターは2016年度助成対象者の後関先生でした!
それで気づいたのですが,今年の受賞者,知り合いばっかりですね!!!
昨年の授賞式では「初めまして」以外の挨拶はしなかったのですが,今年度は材料分野の4割が知り合いです.びっくりしました.

学会は明後日までで,当研究室や前所属先のチームから合計8件の発表があります.

学会デビューといえば,実は私も…

今週末,この学会から帰宅せず,そのままハンガリーに行って参ります!
初めて,国際会議でシングルセッション(1会場,つまり全員参加)の招待講演のお話を頂きました.大御所ばかりで,とても恐縮していますが,頑張りたいと思います.

そして,帰国後の再来週は繊維学会,再々来週は接着学会に初参加します.
今年は特別で,研究のネタ探しに色々と参加するのです.頑張るぞ!!

2016年5月5日木曜日

GWと国際化社会

皆さん,GWはいかがお過ごしでしょうか.

私も帰省や家族旅行,日曜大工など,一見するとふつうの連休を過ごしています.
一見すると…ですが.

当然ながら,国内業務,つまり教育や大学の運営業務はもちろん休業です.
今年は大型連休で,2日も休めばほぼ1週間,6日まで休めば10日間も休めますね.

ところが,国際業務はそうも行きません.
クリスマス休暇や春節など,欧米や中国と行った大国が休みになるならともかく, GWは日本だけです.みどりの日も憲法記念日も,昭和の日も端午の節句も…ほら,日本だけでしょう?

すると,海外からメールは届くわ,論文査読の依頼は来るわ…で,1日も休めば仕事がギッシリ.
誰の相手にもされない,寂しい研究者ではないことの裏返しなので,むしろ喜ぶべきなのかもしれません.

というわけで,連休の後半戦は出勤です.

じゃぁ,もしこれらの仕事が来なかったら?

論文を書きますね.やっぱり,研究してしまいます.