バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2016年5月29日日曜日

ハンガリー出張 その1:メモリアルイヤー

空路はるばる,ハンガリーにやってきました.

今から60年前,私の研究分野,高分子化学で革命的な発見がありました.

高分子は無数の原子が連結した巨大分子ですが,従来法では連結する原子の個数や分岐の有無,末端構造などを自在に制御することは難しく,現在流通しているプラスチックも大半がこの方法で合成されています.

1956年にポーランド出身のSzwarc博士は,上記を精密に制御する画期的な合成法を発見しました.現在,この技術はエコタイヤの素材開発をはじめ,様々な製品に応用されています.
また,化学構造を精密に制御できるようになり,分子構造と材料の物性・機能がどういう関係にあるか,といった基礎的な研究が進み,高分子化学の発展に大いに寄与しました.

ノーベル賞を受賞されていないのが未だに大きな謎ですが,冷戦の影響もあるのではないか,とも言われています.

さて,今年はその重大な発見から60周年と言うことで,ここ,ブダペストで記念の国際会議が開催されます.今回私は招待講演にお呼び頂き,ここで最新の研究成果を報告予定です.

これからしばらく,国際会議やハンガリーの様子をレポートできればと思います.
初日は夜の到着でしたので,ホテルから見たドナウ川の畔と,道中撮影したドナウ川の風景を載せて終わりにしたいと思います.





2 件のコメント:

  1. ブタペストって綺麗な街ですよね。。僕も一度行きました。ゲームソフトの企画をやっている頃に、ブタペストにあった、開発会社に交渉に行ったのです。仕事の内容よりも、美味しいワインと、音楽性の豊かさだけが頭に残っています。

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    1. え,ゲームソフトの企画をされていたのですか!そのお話,是非ともお伺いしたいです.
      ワインもそうですし,ビールも最高でした.

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