バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2016年8月3日水曜日

高性能融点測定器

研究室に続々と新顔の装置が納入されています.
先日の卓上NMRに続き,今度は高性能融点測定器です.


その名の通り,融点,つまり固体が融ける温度を測定する装置です.

融点なんて測ってどうするんだ,と思われるかも知れませんが,融点は物質の純度の目安になったり,化合物の同定(以前合成した物質と同一であると判断すること)に使用したりと,結構重要です.

で,この機械どこが高性能かというと,カメラを内蔵していて,測定開始から終了までの一部始終を連続写真で記録してくれるんです.

少し前にアハ動画,なんてのが流行りましたが,少しずつ変化する物質を観察していると,意外と変化に気付かなかったりするものです.
実際,あれ?融け始めたかな?と思ったり,変化が予想以上に早くて,気付いたら終わってた,なんて経験のある化学者も多いんじゃないかと思います.

この機械では連続写真を後で比べて再確認することもできますし,さらにスゴいことに,コンピュータが自動で画像解析して融け始めと融け終わりを教えてくれます.
あくまで画像処理の結果ですが,思った以上に優秀で,私の観察結果と一致しました!

融点測定器はこれまで4機種ほど使用しましたが,ヒーターと試料セルだけの簡単なものばかりで,こんなに優秀な装置に出会えて嬉しい限り.

というか,一目惚れだったんですよね.
カタログを偶然発見して,これはスゴイ!っていう.
若干予算オーバーでしたが,機能を考えたらこれくらい許容範囲です.

とにかく素晴らしい装置で,実験が楽しみです.

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