バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2017年9月19日火曜日

イギリス出張4日目 ~講演~

イオン重合国際会議に参加するため,イギリスはダラム大学に来ています.

今日から会議も本格的にスタート.
冒頭でこの会議の経緯や目的について,発起人の一人であるProf. Yagci(トルコ)から説明がありました.

国際会議と言っても堅苦しいものではなく,大半はジーンズにスニーカーで参加しています.
時々冗談も飛び交うので,先に紹介したProf. Yagciが「何なら歌でも歌おうか?」なんて言えば,主催者のProf. Hatchings(イギリス)が「時間があれば考えてもいいよ(当然,そんな時間なんてない)」と返して笑いを取ったりしていました.

さて,そんな国際会議ですが,私も旧知の研究者と会話ができて楽しかったです.
特に昨晩到着した方々は,昨日のWelcome Receptionには出席していなかったので,今日初めて会えた,なんて方もいました.

今日はまた,私の講演の日でもありました.
写真を撮るわけにはいかないので,スライドのトップページで我慢して下さい.


講演への評価は,終わった直後にわかります.
今日1日観ていてもそうでしたが,聴衆が関心を抱いた場合は質問が相次ぎ,また質問の前に感想を述べたりもします.
一方で,全く質問が出ない講演もあり,特に(招待講演ではなく)一般講演となると,その傾向が強くなります.

で,私は一般講演です.
これまで若手講演でしたから,こ,これでも結構な進歩なんですよ!
しかし,大丈夫でしょうか・・・

結論から行くと,英語の善し悪しはともかく,評判は上々でした.
質問はこの分野の大御所と討論した時点で時間切れとなってしまいましたが,
この大御所の先生から「面白くて素晴らしい戦略だね」とのお言葉.

講演終了後も,帰り道で出会った沢山の方から「面白い」「その発想はなかった」「やるじゃん」とのコメントを頂き,意見交換をしました.
実は昨年,ハンガリーで開かれた国際会議で既に同じ講演をしていて,およそ3割程度は同じメンバーだったので,特段のコメントもないかと思っていました.
いやー,これだけ反響がよいと,研究者冥利に尽きるというものです.

このテーマ,結果が揃ってきたので,このまま完結とするか,続けようか迷っていましたが,少なくとももう2,3年は続けた方が良さそうですね.

実は,嬉しかったことがもう1つ.
この講演の直前のCoffee Breakでブラックコーヒーを淹れていたら,
見知らぬ研究者が近寄ってきて,

「あんた,Dr. Kohsakaだろ,この前の論文を読んだよ.
前の研究の頃から注目していたんだけど,この前の論文は全く違うアイディアだろ!
しかも,あれ,かなりcoolだったよ.次作はいつ出るのかい?
うちの研究室じゃ,これスゲー研究になるって話題なのよ」

と興奮気味に話してくれました.

初めはこれは煽てて研究の様子を探っているのかな?とも思いましたが,
話すとかなり細かいデータまで覚えていてくれて,その場でディスカッションに.
どうやら本当に議論したかったらしい…

この論文,発表してすぐに(私の中で)伝説的な研究者からメールを頂いたり
私が思っている以上に好きな人には受けるらしいです.

私としては,今回の学会は国際的な人脈作りが目的でしたので,
こうして色々な国の方に覚えて頂けると嬉しい限りです.
毎年,ヨーロッパに足を運んでいますが,同じ地域に定期的に顔を出すと,こうして認知して頂けるので嬉しいですね.

今日は講演後,ホテルまでのシャトルバスの発車時間までに余裕がなく,皆さん駆け足でコメントだけ残して去って行きましたが,明日のCoffee Breakでまたお話しできることでしょう.

そして,明日はいよいよ国際共同研究に関する打合せです.
先方曰く,

「早く准教授になってくれ!(助教の職位では研究費の申請資格や採択率に問題あり)」

はい,頑張ります・・・


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