バイオマスモノマーを用いた主鎖生分解性ゴムの開発と機能化

髙坂泰弘
(信州大学繊維学部 テニュアトラック助教)

2017年11月12日日曜日

防衛大学校で招待講演

9月末から大忙しで,更新も滞ってしまいましたが,
その忙しさは11月には行ってますます苛烈を極めて参りました.

ここまでを振り返ると,
ロンドンからパリ経由で帰国後,翌日すぐに1泊2日で研究室旅行へ.

それから後期の講義が始まり,11月には学生実験も始まりました.
この実験ですが,以前にも紹介したように私のオリジナル教程です.
(※教程としてはオリジナルですが,当然実験としては既に確立された内容です.)

この間の10月27日に,防衛大学校で講演して参りました.
これは,古い友人で大学院の同期でもある林正太郎先生の尽力によるものです.

講義は一般の大学で言う,2年生~大学院生に相当する学生相手だったので,結構悩みました.
いかんせん,どの知識レベルに合わせて,どんな内容を講演すればよいか.
例えば,私はいま2年生と3年生の講義を担当していますが,彼らと同じ知識レベルだとしたら,到底研究の内容なんて理解できないでしょう.

この場合,レベルを一気に下げて話すのも一案ですが,それではわざわざ私が出向して講釈する必要はないでしょう.
と,さんざん悩んで,以下の方針で講演しました.


  1. 研究の裏話をする.どんなきっかけから始まったのか,何を考え,何に直面したのか.
  2. 研究については,本気で話す.但し,同じ研究分野(高分子化学)の人にしか通じない大学院レベルの専門用語や,細かい原理,データは省略して,面白い部分に重点を置く
1は,学部生を意識したものです.

通常の学会では,どれだけ紆余曲折があっても,「すべて計画通りだ!」といった態度で話します.
そうしないと,論理構成が一貫しませんし,何より時間の浪費です.

一方,今回は学部生が主な聴衆なので,研究の経緯を詳しく話して,リアリティを持たせると同時に,今後学生に起こるであろう状況を伝えようとしました.

2も,大学での講義ならではです.
同業者が集まって,研究結果について討論する学会ではないので,とにかく面白さを重視して話しました.

結果的に,話が散逸してしまって,一貫性のある主張ができたかどうかは怪しいものでしたが・・・

幸い,学生さんはかなり熱心に聞いて下さっただけでなく,質問も時間いっぱいまでぶつけてくれました.
これには心からいたく感心しまして,授業料を払って受講する大学と,給料を貰いながら職務として勉強する大学校の違いを意識せざるを得ませんでした.
それとも,よく訓練された自衛隊だからかな?

何にせよ,すばらしい経験になりました!







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